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日本のフォントメーカー、NIS Fontの公式ブログです。 NIS Fontは、DTP用フォントや高品位フォントを開発し、Windows、Macintosh向けの書体販売やメーカーへのOEM提供など、幅広い業態で使用されています。

【フォント活用術】文字を変形して使う!

連日熱い日が続いてますね…。
まだ5月なのに真夏日のようです^^;

先週のブログは有名番組の話題を出したおかげか、アクセスが普段の記事より大分多かったです!
流石の知名度ですね。

さて、今日のブログの話題ですが、

今朝方、駅構内の広告でS明朝っぽいものを発見したので、写真を取って社内で比較してみたのですが、微妙に違ってまして、他社のフォントかなと思って調べてみてもピッタリ合うフォントがない…。

もしかしてちょっぴり字形を変えて使ってるのかな?

と思ったので取り上げてみました!

【字形を変形して使う】

NISFontの使用許諾の「2.使用権の許諾」の(1)の項目に、

「文字情報をそのまま、もしくは変形した上で映像装置に表示、または印刷装置を利用した印字・印刷をすることができます。」

とあります。

これは簡単に言うと「(フォントをインストールして入力した)文字の形は変形して使ってもいいですよ」という事です(変形するためのアプリケーションは必要ですが)。

で、具体的にどんな事か、例を出すと下記のような感じです。

これは全体には不透明マスクで字が欠けたような処理と、
Adobe Illustratorでアウトライン化した文字を一部伸ばす処理をしています(夜の縦線ですね)。

使用フォントはS明朝ソフトW4です。

元の字(何の処理もしていないプレーンな状態)はこれです!

次はこれ

こちらは、JTCウインZ10をIllustratorでアウトライン化した後に、「角を丸くする」効果を使っています。

ちょっと大げさなくらい丸くしてますが、よりポップな感じになってますね。

元の字はこれです!

今回、例題ではざっくりとした変形をしましたが、実際に字形を改変して利用いただいている例では、もっと細かくバランス調整していたり、ニュアンスにこだわった変形をしている例が結構あります。

例題も同じ単語を使ってますが、フォントの差、変形の差、背景などの組み合わせで、違った雰囲気を出すことが出来るので、うまく活用していただければと思います!

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